アキが窮地に立たされた所で姫野先輩の事を思い出し、そこから恐怖心というものが無くなり幽霊の悪魔から「Easy revenge」と書かれた煙草を受け取るシーンが良かった。かつて姫野先輩から差し出されたあの煙草だというのがまたエモい。アキが幽霊の悪魔の首を切り落とした後、沢渡を差し押さえていたコベニがボーナスが出るから公安に残ったと言って最もらしい理由だなと思った
デンジvsサムライソードの場面でもデンジが今の生活を気に入っていると言っていて、決して華やかな生活ではないものの仲間と衣食住があって仲間と過ごせているという事はかつてのデンジからすると幸せな事なんだろうなという事を感じさせられた。肝心の戦闘シーンはいう事なし、最終回にふさわしいド派手なアクションシーンで最高だった。流石MAPPAとしか言うしかない
身柄を拘束されたサムライソード相手にデンジとアキで玉蹴りをかます所もシリアスな展開の中で行われる「気楽な復讐」なんだなと思った
戦いの後でデンジとパワー、アキの3人で買い物に行っているシーンだったりその後の打ち上げでの様子が本当の家族みたいな感じがしてホッコリした。買い物カゴに物を入れまくるパワーに笑った、それを止めないアキもまたよかった
2人が寝静まった後、例の煙草を吸ったアキのシーンは姫野先輩との「決別」を示唆しているものだと感じると少し切なかった。彼女がいたからこそ今のアキがいる、そんな彼に待ち受ける未来は如何なものなのか
最後のシーンでの様子を見る限り完全に続編ありきの終わらせ方をしてたし、早く続きを観たいと思った。ド派手な戦闘シーンと主要キャラであれど容赦なく退場するスリリングさ、実写映画のようなどこか静かなトーンの雰囲気作りといい文句なしの作品だった。1話ごとにED曲とムービーが変わるという類を見ない試みも行われていたのもよかった、最後に呪術廻戦のOPも歌っていたEve氏の楽曲で締めるのもこの上ない事だった。ありがとうMAPPA、ありがとう藤本タツキ先生