園児たちの運動会の様子をしっかり描いてくれる作品は貴重、選手宣誓をミリが務めていて子供がそういった役をやるのを見届ける親の視点を感じる事が出来た。そのミリを全力で応援する一騎の親バカっぷりが見てて楽しかった。一方の零はいつも通りローテンションだったものの、ミリのために弁当のおにぎりを作っていたり気付けば大きな声を張り上げてミリを応援していたりとちゃんと父親らしい所が描かれていてよかった。子供達からは好評だったものの、ジャムやチョコマルをおにぎりの具にするのは些かどうかとは思った
借り物競走でミリが「かぞく」と書かれた紙を手に取って、零の元へ行き一騎と共に3人で駆け抜け宣言通りにミリが金メダルを取った所がよかった。出自が違う3人だが今は立派な「かぞく」である、そう感じさせられた
それでも最後はやはり不穏な幕引き、頼むから悲しい出来事は起こらんでほしい