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とても良い

セイランの死はミミにとっても相当衝撃的な結末だったようで、帰還した手が震えていた。自分は何度も死に触れているハズなのに身近な人のそれは耐えがたいものだったか。これシーナがそうなった日にはどうなってしまうんだ…。震える手を握りしめ、シーナは帰りを待つ者の宿命である「おかえり」の声を絞り出した。この言葉だけはなんとしても口にしないといけない。なぜなら、もう「ただいま」が聞けない人だっているのだから。
一人の戦士の死で、世界は変わったりしない。営みは続く。特別な対応はなく、他の戦死者と同様に淡々と遺品整理を命じられるアリのことを想うと自然と涙が…。
長い回想シーンにはアリの言葉にできない思いがノる。
もう戻らない淡い…いや、なんか濃密かこの日々は…。
回想を経てふたりの部屋の荷物が1人分になるカットが映って泣きそうになった。こういうの見せてくるのズルいぜ…。
送り火の中、自らがセイランに渡したネックレスが帰ってきたのを見てついに涙をこらえることができなくなったアリ。この無機物からただいまの声は聞こえない。
セイランが唯一遺せたものは、仲間の戦士。無関係の他人が助かったことに良かった、と言えるアリは強い子だよ本当に…。
セイランを生き返らせることができる?ミミ、今その言葉を言うのはあまりにもギルティだよ…。



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