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くくるの夢が終わると共に「今度は私が風花の夢を応援する」と、これまでの二人の立場の交代が一旦は示唆されますが、結局のところ最後は風花がくくるを支え、くくるは希望へ向かうという元々の関係に戻っていく事で二人が元気を取り戻していくのが印象に残ります。

風花は結局アイドルに復帰しませんでしたが、沖縄でくくるを支える事で自分が元気になっていくという経験を通して、自分の夢を追いかけ誰かに夢を見せる表舞台の仕事より、誰かを支える事に生き甲斐を見出すようになったのかなと感じました。

そういう視点からすると、新しいキービジュアルやPVからはティンガーラで奮闘するくくるの様子が想像される一方、全く姿が見えない風花がくくるを支える”姉”として、どういう立ち位置で描かれるのか楽しみなところです。(まさかの途中退場はあるまいと思いますが一抹の不安…)

詩「おわりのない海」の言葉に触れ、くくると風花共に夢破れても未来は続いてゆく姿を重ね、人は人生悲喜交々何が起ころうと結局はそれを心の奥の静けさの中に溶かし込んでゆける心の海を持っているのかなと、だから生きている事そのものが希望たりえるのかも、そう感じました。雄大な海や景色を見ると自分の存在や悩みがちっぽけなものに思えて気が晴れる、というようなことがありますが、近視眼的になっている自意識が心の海を思い出すからなのかもしれません。



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