黒江真由、本人は自分がないと言うけれど、フィルムカメラを愛用したり写真に映ることを忌避したりと、むしろかなり拘りが強いような気もする。ただそれを他者に向かって表現しない・出来なくて、むしろ他者の期待に沿う方を常に優先してしまうところに闇がある感じ。
その黒江真由、久美子ならそんな自分を理解してくれる、殻を破って懐に入ってきてくれるという期待がずっとあったんじゃないかな。個人練しているところにひょっこり現れたり「何か話したい事があったんじゃないの?」という言葉にそんなことを感じてしまう。けど久美子は拒絶してしまった罪悪感から表面的には友好的に接するものの部活の友達の一人というラインを超えて近づこうとはしない。黒江真由にとってプールはそのことがはっきりしたイベントになったのではないかな。久美子と一緒に撮った写真を現像しなかったところに諦めと失望、もしかしたら同時に芽生えた反発心が察せられる気がして。
黒江真由さん、関西もしくは全国のオーディションでは本気でソリを取りにくるのでは!?どうもそんな予感がします。