「2期1話」の始まり方がよい。
1期で上手に描かれていた真夜中の雰囲気は今も変わらず。
コウとナズナちゃんのこれまでと違うやりとり、吸血鬼メンバーとのかけあいも2期を楽しみにさせる。
新OP、新ED、どちらも作品の雰囲気にぴったり、さすがCreepy Nuts。
宇宙世紀ガンダムのことは知らないけど、
ガール・ミーツ・ボーイして最終的に行きたかったところへとたどり着く思春期のロードムービーとして一番好きな構成。ロボットアクションや描写の外連味、じれったい心理描写はスタッフの持ち味か。
リアルタイムで視聴するときのお祭り感、先が読めない展開もボーナスポイント。
米澤穂信が送る小市民シリーズ秋季・冬季、堂々完結。
春の短編から盛り上がって夏で大きい問題にあたる構成だったが、秋と冬はどちらも人間関係に強くフォーカスした印象。ミステリとしても流石の一言。
ラパントラック"らしい"映像表現もすばらしい。心象風景や不穏な空間の描写は強い印象がある。
小鳩くんや小佐内さんのキャラクター性も絶妙で、羊宮妃那さんの名演がバッチリハマっていた。
緊迫感のあるサスペンスを進行しながら過去の事件と現在の事件のつながり、そして事件の中心人物の顛末を見事に描く最高の解決編。
過去の事件があっさり解決したのも物語の雑味にならなくてグッド。堂島くんいいやつすぎない?
そしてすべてが終わったあとの小佐内さんのセリフは彼女らしさが詰まった完結にふさわしい締め方だった。