私からも本作に一心不乱の拍手を。
アクションを、ただガンアクションだけを突き詰めた、シンプルで、だからこそ力強い作品だった。登場する人物や銃の特徴が明確でバリエーションに富み、それらの組み合わせの妙があり、それぞれの持ち味が生きる見せ場があり……と、アクション物としての基礎体力がとても高い。(翻って最近のロボット物の基礎体力の低さよ……)
また、そのアクションも、ゲームだからこそ可能なアクションになっている点に感心した。例えば今回のAパートのレンとピトフーイの決着とか、もし血が流れるリアルで同じような戦い方をしたら、もっと陰惨で見るのがツライものになっていたと思う。
そして、アクションが連綿と続く中で、それぞれの登場人物が選択する行動を通して、その人物の人となりや生き様といったものが強く立ち上がってくる。優れたアクション物はそういうものだし、この作品もそうだった。
とても楽しい3ヶ月間だった。