本日の朝実況。
西村ちなみさんの誕生日に、キュアビューティ回を視聴。
れいかの座右の銘、「道」。つまり、何かを選ぶことに対する掘り下げを行った、れいか最後の当番回。
留学のチャンスを得た他の多くのプリキュアは夢の為に留学を選んだけど、れいかはあえて留まることを選んだ。普段の優等生らしからぬ、明らかに意外な選択ではある。
「友達と一緒に居たいから留学をやめる」という一見後ろ向きな選択だけど、卒業というそう遠くない日のうちに、否応無しに別れが訪れるのもまた事実。一生に一度しかない選択肢という重みはどちらも変わらず、どちらが優れているわけでもない。必要なのは、自分に必要な選択肢を自信を持って選ぶことだ。
「寄り道、脇道、回り道。しかしそれらも、全て道。
わたしが歩くわたしの道。わたしが決める私だけの道。
たとえそれが遠回りだとしても。これが嘘偽りのない、わたしの想い、わたしの我が侭。わたしの、道です」
尊敬する祖父からの助言、そのれいかなりの解釈が込められた台詞。
後ろ向きの選択だったかは、気力の充実したキュアビューティの戦いぶりからわかる。迷いがあってはプリキュアではいられず、だからこそ迷いが極限に達した時に変身が解かれた。自信を持って「回り道」を選んだキュアビューティの剣の冴えは、その心の在り様同様の力強いものだった。
脚本、成田良美。演出、田中裕太。両名による、プリキュア全話屈指の神回。