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とても良い

レンフレッドに言わせればチセは金で買われ石で縛られた不自由な存在に見えるが、チセにとっては家族と言ってくれたのはエリアスだけであり、金で買われた事実も大切な繋がりの一つ。ならばこの状態から自由になりたいと思わないのが現状のチセ

今回、話の中心となるマシューとミナの二人は呪縛により縛られ不自由となってしまった存在。
前回の回想ではミナの身体の弱さにより大変な部分はありつつもお互いを大切に想っていることが充分に感じられた。そこに不自由はなかったのだろうけど、流れの魔術師の登場によってマシューは「ミナを助けなければ」という想いに囚われてしまう。ミナはそんなこと全く望んでいないのに「だって君のためだから」と嘯き大量の猫を殺してしまったマシューは恐ろしい
結果、ミナを自由にするはずの薬は失敗に終わりミナだけでなくマシューすら不自由な存在としてしまう展開は悲しい

つまり、縛られることを良しとするチセがマシューとミナを呪縛から解放するのが今回の仕事。自由を求めない自分が他人を自由にする、しかもこの場合の自由とは本当の死を意味しているのだから、チセにとっては辛い選択の話だった。おまけにモリィまで死なせてしまうところだった。
そういった意味ではエアリアルの力を借りてミナ達を無事解放できたのは良かったね

エリアスに縛られている状態をこそ望むチセ。以前のチセは死に密かな憧れを抱いていたがエリアスに必要とされている現状では死は避けたいものになっているのだろうか?
そしてエリアスを「止まり木」と表現。名に鳥の字を持つ彼女にとっては丁度良い表現だけど、いつかはそこから自由に飛び立つことを暗示しているようにも思える



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