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とても良い

サポート組だけでも合体できるのか……。増々ロボットものっぽくなったな

アカネによる多人数並行攻略。響、立花、内海を夢の中に閉じ込め分断した上で自分と強い繋がりを持たせ味方に引き込もうとする作戦は良い。相手にとって都合のいいもの、状況を作り出せるアカネなら最上の方法であり普通の高校生であるならば抵抗の難しい作戦。しかし、グリッドマンと関わったことで自分の「やるべきこと」を明確にした響や、それに影響を受けた内海や立花には効かない作戦
既に彼らは自分たちがいる世界が作り物であると気付いているのだから、今更偽物の関係を提示したところで意味はない
というか、今回アカネがしたことって以前響の部屋で妖しく誘った場面や、立花は設定された存在であると教え勧誘した方法の焼き直しなんだよね。こういった部分からどれだけアカネが進退窮まった想いでいるかが見えてくる

思えばアカネは神様のように色々出来るはずなのにグリッドマンが現れて以降追い詰められてばかりいる。だからグリッドマン出現以降は街を作り直すためではなくグリッドマンを倒すために怪獣を作っている。それは邪魔者を排除したいからという理由以上の目的としてこの世界を彼女にとって都合の良い形に直したいから。
自分にとって都合の良いものを至上としているから、他人に対しても相手にとって都合の良い状況を作り出せば意のままにできると考えてしまう
でもその考え方は響とは大きく違うもの。アカネは「ずっと夢なら良い」と思うが、響は「夢だから覚める」と考える
グリッドマンと関わった響たちは世の中都合の良いものばかりじゃないと知った。「やるべきこと」をする為には時に自分にとって都合の悪い行動も取るべきだと知っている

アンチも自分の「やるべきこと」はグリッドマンを倒すことであるのは変わらない。けれど、その為にはグリッドマンを封印している怪獣を倒さなければならない。あの場面でアンチがしたことはきっと彼にとって都合の良いものではない。けれど、アンチが「やるべきこと」を成すためには必要な行動でもある
しかし、その行動こそ自身の存在の根源に反するものであり、彼が心無い怪獣ではもうないと証明するものになってしまう

神であるアカネにとっては都合の悪いものばかりが増えた窮状、アカネにはもう一発逆転の手はないように思えるけれど、アレクシスが何かしてきそうで怖いな



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