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とても良い

戦闘描写が凄すぎる……!この作品は何から何までレベルの高い内容ばかりで見ていて満足することばかり
そしてそのクオリティの高い戦闘描写と併せて披露される何処か気の抜けたギャグ描写が笑えてしまう。
愈史郎の注意を覚えきれない炭治郎、炭治郎を見捨てようと提案したけど珠世の表情を見てすぐ撤回する愈史郎
「鬼滅の刃」ってその辺りのバランスが何処か可怪しいのだけど、それが作品の面白さに繋がっている印象

これまで炭治郎は鬼と戦う際、誰かを守る為か鬼を許せないと思う故に戦ってきた。しかし、今回の戦いは鬼の血を得るための戦い。恨みも怒りもないが炭治郎は相手を倒そうとする。
対する鬼二人も鬼舞辻に命令され炭治郎の首が欲しいだけで誰かを食べようとしているわけではない。
鬼と鬼殺隊の戦いとしてはどちらも異例とも言える理由で戦い合う。
だから戦闘中にも鬼と人との戦いという区分に収まらない異例なことが起きる。
炭治郎が一時は守ろうとした珠世達は人ではなく鬼だから守る必要は生じない。愈史郎の頭部再生がその証
炭治郎に守られる妹だった禰豆子はその強さと鬼である珠世達を家族を見間違う故に背中を預ける仲間となる
鬼を狩る炭治郎は鬼である愈史郎の視界を借りて戦う。更に愈史郎も戦線に加わる
そんな状態だから一人の相手を狙い追い続ける展開にはならない。相性に合わせて戦う相手を切り替えることが出来る
これまでの戦いとはかなり異例な内容。そして異例さはそれぞれの事象に留まらず、鬼の圧倒的な強さにも適用される

自由自在に方向を操る矢琶羽。一対一で倒すのは難しい相手
けれど、炭治郎は手に巻き付いた矢印を咄嗟の判断で回転することで解除した。更にそこからの応用で剣技で矢印を巻き取る策を実行し矢琶羽の首を跳ねた炭治郎。
鬼との戦闘の度に強くなる彼の戦いは何時見ても凄まじいね



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