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とても良い

第11話では情けない姿を晒し続け、第12話では眠っている時だけは強いと判明した善逸。続く第13話では炭治郎の大切なものを守るために体を張る描写が
第一印象が最悪だった善逸の評価が回が進むごとに良くなっていくね
これはいわば視聴者が善逸の行動の様々を見て、正当に評価したということになるのかな?

相手を評価するのは炭治郎も響凱に対して行っている。
炭治郎は戦いの中で敢えて響凱の名前を尋ねる。それは相手を正しく知ろうとする第一歩

響凱は過去、書き物をゴミと表現された事がある。それどころか、書き物のついでに人間性まで否定された。それは相手をよく知ろうとしない言葉だ。留めに響凱を否定した男は紙を踏みにじった。それは響凱の尊厳を傷つけれると同義
また、鬼舞辻無惨からは十二鬼月の資格を剥奪されている。
響凱は全く評価されていなかった

炭治郎は戦いの中で何度も響凱の血鬼術によって体を痛めつけられるし、爪の驚異に晒される。それは攻撃で有るけれど、相手の特徴や魅力を味わうようなものでもある
部屋に響凱の書き物がばらまかれた際、炭治郎は紙を踏まなかった。ただし、炭治郎はその書き物が何であるか知らない。評価できないから炭治郎はその紙を踏むべきとも飾るべきとも思わない。避けるだけ。

響凱の鼓に散々苦しめられた炭治郎はそれでいて倒す直前には「響凱!君の血鬼術は凄かった!」と告げる。響凱の技を何から何まで味わった炭治郎は律儀に告げる
それは響凱そのものを讃えるのではなく、人を殺したことは許さないとも告げる。それは響凱の在り方を正当に評価しての言葉だと伝わる
だから、響凱も最期には自分を正当に評価してくれたと涙を流して喜ぶ

善逸は鬼が入っていると判っている箱を体を張って守る
善逸は炭治郎から泣きたくなるような優しい音を聞き取った。それは善逸が炭治郎の音を聞いて正当に評価したということでもある。そして善逸は優しい人を信じるのではなく、信じたい人を信じる人間
善逸にとって炭治郎は信頼に値する人間だ。なら、炭治郎が鬼の入った箱を命より大切だと言うなら善逸も命を懸けて守る。ただ、聞かなかったことにするのではなく、守りきったら自分の耳で炭治郎に事情を聞くつもりで居る
それは善逸の矜持とも言えるものだね

初登場時は情けなかった善逸が何かを守る時には強い人間になれると判る回だった



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