本作はメリダを中心として物語を回していくかと思いきや、ロゼッティにも何かしら秘密があるのかな?
前回クーファと共闘してその一体感に驚いていたけど、半分ヴァンパイアの彼と相性がいうことは彼女も只人ではないということになるけれど……
前回の話においてメリダはエリーゼと、クーファはメリダと一緒に居たい理由と覚悟をそれぞれ示した。それに続き、今回はエリーゼもメリダと一緒に居たいという想いを示すのだけど、そこに至る動機がメリダとあまりに異なるために心が離れてしまうという悲しい展開は驚き
メリダもクーファも相手の為に一緒に居たいと思っているのに、エリーゼは自分の為に相手と一緒に居たいと思う。そこにある壁はとても分厚いね
メリダはエリーゼの隣りにいる為にマナを手に入れかつての約束も思い出した。ランカンスロープを怖がるエリーゼを守りたいという想いが始まりに有ったのだけど、今はエリーゼと一緒に戦えたら素敵だなという動機にメリダの中で変化している。だから自身を軽蔑するメイド長に対しても力を示すことでエリーゼと組む権利を認めさせようとする。
でも、エリーゼの中でメリダと一緒に居たい動機は変化していない。いつまでもメリダに守られる妹で居たいと考えている
だからメリダよりも自分の方が強いと見られてしまう状況は間違っていると思ってしまう。自分はメリダに守られる妹なのだと示すためにわざと負けようとする
でも、それこそメリダにとってはエリーゼを理解できなくなる発想であり、そんな発想をすることで絆で再び結ばれたはずの二人が離れ離れになってしまう展開は驚きというしか無いね
メイド長の策略によってむりやり対抗試合の候補生となってしまったメリダにとってこの試練はどう転んでも辛いものにしかならなそう
唯一の慰めと言えるのは辛い境遇に追いやられたメリダの為にネルヴァが率先して立候補したことかな。あの瞬間のネルヴァは格好良かったね