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とても良い

自分はどのような方向性に進むべきか、というテーマの下に桜先輩とイノ先輩の人間性が深堀りされているように思えた

みらとあおの距離が縮まったことにヤキモチを焼いていると感じてしまうすず。彼女は混乱のあまり、勝負にならない勝負を持ちかけてしまう
そんなすずを見てイノ先輩が諭すのは「三人で親友でいいのでは?」とごく当たり前な解決法

イノ先輩は地図好きであり、小さな名付け札や前髪の変化など細かいことに気が付く性格であるためか、人に道を示すことが上手い。
迷走するすずに対して、みら達三人が一番笑顔になれる道を示してくれる

対して桜先輩は物事を難しく考えてしまうためか、道を見つけるのが上手くない
みらに小惑星を見つけた後が何に繋がるのか聞いてしまったのは、そこに意味を求めすぎてしまうから
同様にプレゼントのお礼に何を伝えるかで散々迷ってよく判らないテンションになってしまったのも桜先輩の性格が現れているね

文化祭の展示を考える際にもボーリング調査のアイディアに採用したのは良いものの、それをどう現実に落とし込むか行き詰まり、無理だと感じてしまう
次々とアイディアを出しながら立ち上がる周囲に対して一人だけ座る彼女の絵は辿るべき道へ歩み出せていない事を暗示しているかのよう。

勿論、イノ先輩は所々で桜先輩の仕草を見て、彼女の迷いを感じ取っているのだけど、先輩への遠慮があるのか桜先輩に道を示すことが出来ない
ここで更なる年長者であり学生に道を示す生業の幸が中途半端でもいい、無理と決めちゃうのは勿体ないと諭す展開は良いね

幸の言葉に思い直し、立ち上がった桜先輩。ここで彼女は自分が進むべき道を見つけたわけではない。けれど、物事は確実にしなければならないとの考えから脱することが出来た
彼女が歩き始めたその道の先に何を見つけるのか、次回の文化祭が楽しみだ



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