綾野遠のショーが描かれるとともに、芸華祭終了に合わせてそれぞれの頑張りの結果が描かれる最終回
やはり遠は別格だったね
ファッションショーだというのにまずブランドロゴ入りTシャツから始めた遠。その自信を裏付けるように披露される服の数々は異次元
育人や心がコンセプトや魅せ方で工夫していたのに、遠は単純にデザイ能力の高さだけで会場を魅せつけてしまった
でも、遠が目指していたのは別のもの。
他の参加者がグランプリを目指していたのに対して、遠だけはバイヤーからの買付を意識していた
そして祖母を超えられなかったから棄権したというわけで。彼にとってはハナからグランプリなんて目に入っていなかったわけだね
それをひっくり返してしまったのが育人になるわけど
遠のチームにパタンナーとして入らなかったから。たった一人のバイヤーに遠よりも育人の服の方が良いと判断させたから。
育人はこの芸華祭で優勝を目指しつつも、遠を見返すことを目標として挑んだ。知らずしてそれは達成されていたわけだ
ただ、育人からすれば今回の結果は悔しいもの
デザインはアイディアに欠けていたと判断されてしまう。それはデザイナーを志す者ととして屈辱的な評価
あまりに悔しいからすぐには口に出せない。
けれど、千雪が促すことでようやく形になる。やはり持つべきものは競い合う友だね
それにしても千雪は今回のショーで才能を力強く主張できたようで
まさかの専属モデルですか
一位を取れるかと不安がる心の尻を叩き、育人に悔しさを話させた。そして自分は最大の結果を手に入れた
芸華祭で先に歩みだした彼女は一歩も二歩もパリに近づいたのかも
ハイペースで進んでいくアニメの物語に付いていくことは中々に難しかったけど、それでも逆境に負けずファッションデザイナーやモデルの夢に喰らいつこうとする彼らの姿には感動してしまうシーンも有った。
でも、じっくりと描いて欲しかった気持ちはやはり消えないなぁ……