トウカイテイオーの故障から始まるリハビリの物語
絶対に諦めないとリハビリを続けるテイオーの姿、テイオーを支えようとするチームスピカの面々やトレーナーの様子に心打たれ感動してしまう
また、それだけに終わらずにテイオーが諦めない姿勢を貫くことでライバル達に様々な影響が生じていく物語が本当に素晴らしい!
リハビリにおいて大事なのは無理し過ぎない事とスズカは言った。チームスピカはその言葉を守るかのようにテイオーを支えている
なのにトレーナーだけはめっちゃ無理してるじゃないですか…。思わずその姿に涙が溢れそうになる…
トレーナーの姿、走った感覚、そして医者の言葉がもうレースに出るのは無理なのだと理解させられる構図は悲しい……
テイオーはイメトレの成果で菊花賞を見ていても「もし自分が出走できていれば…」と考えてしまう。それは勝ちのイメージ
でも、実際に出走したウマ娘達が猛烈な走りを見せた事でそのイメージが揺らぎ消えてしまうのが良いね
テイオーが自分の走りをイメージしていたようにライバル達もテイオーの走りをイメージして全力疾走していたわけだ
あれを見せられれば走っていれば必ず勝てていた、なんて言えなくなる。それがテイオーに新たな目標を定めさせる
走っていても菊花賞は勝てなかったかもしれないが、まだ自分は諦めていないし負けてもいない。
もしかしたら『三冠』よりも難しいかも知れない『無敗』。テイオーの復帰へ向けた物語を期待させるには充分過ぎる内容でしたよ