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普通

本作において長瀬麻奈の存在はとても大きく誰もが囚われていると表現しても過言ではない
それは麻奈の記録にこだわるTRINITYAiLEの瑠依などが挙げられるし、長瀬麻奈の歌声を持つさくらも同様
そうした背景を踏まえると今回はそこからの脱却が求められるエピソードだったと言えるのかな?

瑠依が事あるごとに言及する麻奈の記録。けれど朝倉社長からすれば瑠依の考え方には間違いが有る
麻奈は既に過去の存在であり、同時に彼女が打ち立てた記録も過去の代物
過去ばかり見ていては高く飛翔するなんて出来やしない

対してさくらは麻奈からの脱却を図っているね
これは8話における琴乃と同様に自分の、そしてサニーピースの歌を見つけようとする動き。過去から離れ未来へ進もうとする意思を感じさせるもの
だからサニーピースはTRINITYAiLEに勝てる程の素晴らしいステージを演出出来たのかも知れないね

記録は打ち立てられず、グランプリはセミファイナルで消え……
TRINITYAiLEとしては記録に残らない敗北。けれど、社長が掛けた言葉は記録よりも物語を重視するもの
瑠依が敗北よりも感情揺さぶられた父からの褒め言葉。彼女としては満足できる結果を得られたと言えるのだろうね



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