イェーガー派によってひっくり返った壁内の情勢
イェーガー派が壁内人類、マーレの被征服者、そしてジークによって構成されている事を思うと既に局面は民族や国を問題としていない事が判る
それ故に民族や国に依らない価値観も顔を見せ始めるのは面白いね
当初はイェレナ達を監視していたピクシス達が今度は監視される側に、オニャンコポン達の自由を奪っていたジャン達は今度は檻の中。マーレ人のニコロに暴言を吐くのは同じマーレ人
民族や国、そして力関係に立脚していた常識が短い間に幾つもひっくり返ってしまった
安楽死計画を語るイェレナは復讐を空虚と呼び侮蔑の言葉を投げる仲間を平然と殺す。また、アルミンへの態度から彼女の中でジークの計画に賛同する者だけを味方として扱っている事が判る
ジャンもエレンの非道を散々目にしておきながら、単純な裏切り者と考えずミカサを何故殴ったのかという点からエレンの真意を探ろうとしている
そんな状況だからエレンを暗殺しに来たピークが国よりもたった一人の家族の為にこれまで話題に上らなかった「ユミルの民」という価値観からエレンに味方しようと裏切る姿勢が信憑性を持つ
けれど、ピークが仲間としたのは国だとか民族だとかそういった単位ではなく「一緒に戦ってきた」仲間というのは燃える展開
なら、そんなピークから敵とされたエレンの本当の味方は、敵は誰になるのかと気になってしまう。
レベリオの雪辱を果たす為にやってきたライナーを前にしてエレンが誰を信じて誰を信じていないのかが改めて気になった所で一時休止ですか。早く続きが見たいね