まさか蓬よりも夢芽の方が訓練へ前向きに参加するとは思わなかった
これは普段からの意識の差が現れたのかな。家族から自立するためにバイトばかりする蓬、事故で姉を失った経験を持つ夢芽
戦いの中で何を守らなければならないかを夢芽は蓬よりも知っている
第一話では約束破りをした夢芽が非常識、律儀に守ろうとした蓬が常識的に見えた
けれど、この第二話では逆に見えてしまう。友達よりも訓練を優先した夢芽、友達よりも訓練よりもバイトを優先した蓬
ガウマも「そんなに大事な事か?」と聞いてしまうほど蓬は自分の都合を優先している
だから夢芽が崩壊した街に蓬を連れ出したのは蓬の意識を変えさせたいという意味もあったのかもしれない
なんせ蓬はあの街に踏み入っても「何しに来たの?」なんて言い、惨状を見ても行政とかに任せればいいなんて呑気で人任せな事を言っている
蓬には自分が行動しなければ何を守れないかが決定的に見えていない
曖昧な立場の蓬は戦闘中も街を守ることもバイトを守る事もすぐには選べない。それを夢芽が変えさせたのは良いシーン。「守れるものは守る!」と言って戦い、戦闘後には無事に走り続けているバスを見送れた
蓬の中で何かが変わろうとしていると伝わってきた描写だったな