カブによって変化した生活。今度はカブを変化させることで小熊の周囲が更に変化していくという好循環
無い無い尽くしだった少女がスーパーカブという些細な変化からこれ程までに日常が色付いていくなんて、なかなかお目にかかる事が出来ないストーリー
前回は微妙な距離感だった礼子と小熊。それが今回はかなり前進したような
作中で礼子は「何か必要になった時、周りに声をかけてると何処からかそのパーツが回ってくる」と言っている。今回の小熊は幾つものアイテムを手に入れているけれど、礼子の言葉通り、それは周囲へのアプローチが存在したから入手できたもの
まず小熊の行動が有ったから必要なパーツが手に入った
そう思うと、礼子と小熊の距離感が縮まったのもその一環なのかも知れないね
Aパートで昼食を共に食べる時、小熊は座り直して礼子と向き合い話を広げている。前回はしなかった行動から箱の話に繋がったし、更に前カゴも手に入った
保護眼鏡も同様に見知らぬ人に話しかけたから手に入れられた
カブによって小熊の生活は変化し、カブを変化させることで更に小熊は変わり、遂には浮ついた声やニヤケ顔を抑えられないようになってしまった
何処までも走り続ける夢、礼子の電場番号。カブに乗って進み続ける事で得られる高揚感。
カブを通して小熊が手にする温かな変化の数々に見ていると、こちらまで温かな気持ちになれますよ