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良い

ディーヴァの性格が以前と豹変している事にも驚きだけど、前回から大変長い時が経っている事にも驚かされる。もう61歳なんだ…。それお姉様じゃなくてお婆様じゃん……
ディーヴァにもAI達にも数多くの笑顔が見え、誰もが幸せを享受しているように見える。だからこそ、そこに違和感を覚えてしまう

AIを滅ぼすAIであるヴィヴィの人格を無くした今のディーヴァは歌にだけ邁進しお客も増えていると言えば聞こえは良いけれど、正史においては博物館贈りにされる運命を持ち序盤に置いては「音階をただなぞっているだけ」と揶揄された彼女の歌が大衆に受けているという事実
何かが致命的にズレているような……

そして付き纏う疑問は前半部の殆どに見られるね。特にナビと話すシーンなどこれまでであればマツモトが介入しそうなパターンのシーンなのにそれも無かった
ディーヴァとしては正しい有り様。そしてAIの活躍が広がる世界。全てが有るべき姿を示す世界に突如現れた有るべき姿ではない垣谷の姿にはかなり驚かされたよ

そして第一話と逆の構図を魅せる後半部。あの時はマツモトがディーヴァを勧誘するために言葉を尽くしていた。今度は逆にディーヴァが言葉を尽くしてマツモトの考えを変えようとしている
再起動によって消えた筈のマツモトとヴィヴィの繋がり、それが再び生まれた意味とは?ヴィヴィを二度に渡って助けたマツモトの真意とは?そして何故オフィーリアが自殺する羽目になるのか?何もかもが気になるね



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