影だけ残し次々と消えていく光景には恐怖しか感じない……
今回の怪獣は街への破壊行為は行わない代わりに行っているのは現代の侵食。今を削り取られてしまうから夢芽達は過去に囚われてしまったのかな
そしてその過去は夢芽達にとって悔いの残る時間でも有ったというのは因縁めいている
ただ、悔いは悔いでも囚われた五人の過去風景は方向性が異なっているね
アンチやガウマの過去は史実とそれほど変わらないものになったようだけど、暦はあの時出来なかった選択をした。けれど、それによって何かが変わる事はないと理解したから現代に戻れたのかな?
対して蓬は軽々しく食事に付いて行った事を後悔しているが、迷わずに過去よりも現代を選んだから皆を導くことが出来た
最近は香乃が事故死ではなく自殺ではないかと探る展開になっていたから忘れていたけど、そういえば夢芽は姉を理解したくて過去への探求を始めたんだっけ
結局、姉がどうして死んだのかは判らない。けれど、ああして話し合えたことで後悔を懐きながらとか自分を嫌ったまま死んでのではないと判ったことは夢芽にとって大きな意味の有る対話となったのだろうね
夢芽達は過去を踏まえつつも現代を選び取ったから、現代に戻れて怪獣も倒せた
その中でガウマだけは少々毛色が違うような…
ガウマは過去の世界でも変わらぬ選択をしたから史実と変わらず優生思想を裏切ったのか?
いちいち覚えてないと言いつつ姫にこだわり続ける彼の心はまだ過去に囚われたままであるように思えてしまう