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良い

世界全てを敵に回し進撃を開始したエレンの真意に迫るエピソード
これまではエレンが変わってしまったと思えていたから、彼が何を考えているか判らなかった
けれど、ミカサが気付いたのは彼は何も変わっていなかったという点であり、むしろ変わったのはミカサ達だったのかもしれないね……

見た事のない広い世界にはしゃぐミカサ達。けどエレンにとっては既知の世界だから新鮮味はない。むしろ未来が見える彼にとってあの光景はどのように映っていたのか…
だからエレンとミカサが見ているものは決定的に異なるわけで。エレンの望む答えを返せなかったミカサはエレンが何を求めていたかすら見えなかったのだろうな……

調査兵団は自由を求めて戦いを始めた。けれど今回やっていたのは平和の主張だから自分達を敵視する者達に何も出来ない。それでは自由は、幸せは奪われてしまう
だからエレンは進撃を開始したのかな…。大切な者を守る為に全ての敵を駆逐する。それは最初期にエレンが抱いた志であり、この考えに帰結するならエレンは何も変わっていなかったということになる

世界の敵となり誰彼構わず潰していくエレンはもはや悪魔そのもの
それでも、一瞬だけ存在した出自も言葉も違うのに誰も彼もが楽しげに酒を飲み交わした時間の価値を信じたくなるけれど……

後の問題はエレンをどう止めるか。物語も大詰めだというのに、ここから更に1年近く待つことになるのか……。その時は最良の物語の最良の結末を見たいものだね



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