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とても良い

呼び名は違っても同じ物を指すぼた餅とお萩、呼び名は同じだけど違う物を指す月見団子
この在り方は今回何度も言及された『家族』を想起させるね
『家族』の呼び名は同じだけど内実は異なる。それが一果を取り巻く今の環境を示しているね

家族で楽しむ運動会を去年も一果は参加しているけど、楽しみに思えないのは去年は親子で参加できなかったし、緑松を家族とも思いきれていなかったからかな
それを気にしないスタンスでズイズイ来る和は本当にいいキャラしてるね

和は何も考えてないのではなく、一果を見守る家族が居ると伝えたい
一果もそれを知ったから、和を家族として迎え入れようとしたのかな。和菓子を通してメッセージを伝える一果の不器用さが微笑ましい
一果にとって本当の父親が『家族』を指す。けどあのデカパン競争の時は和達も『家族』だったね

遂に現れた一果の母親。緑松は家族じゃないから一果を引き止める権利はない。家族である真理がどうしてもと言えば、一果を引き合わせるしか無い
でも過去の一果が母へ言ったように『家族』だからって必ず同じ物を指すわけじゃない。真理と一果では指している『家族』が違った

別に一果は家族と一緒に居たくないわけではない。でも父が好きな和菓子に関われる今を大事にしている。だから母が一番の甘える相手ではない
今の一果にとって和菓子の有る『緑松』は甘える相手であり居場所であり『家族』と別の言葉だけど同じ物を指していると判るね

ラスト、カメラを向けた和にちょっと不機嫌なような照れているような顔を見せた一果
これは構い過ぎる父親に反抗する娘みたいに思えてしまったよ



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