アニメ虹ヶ咲にとってフィナーレであり、虹ヶ咲がここから始まるファーストライブ
ユーザーの分身であった侑がファンからアイドルになり、新たに『貴方』の物語がスタートする最終話
アニメと視聴者、アイドルとファン。その関係図に新しい表現を見た気がするよ
ライブ模様は虹ヶ咲で描いてきた事の集大成といった感じ。観客の中にはこれまで支えてきたファンも居れば家族も居る。会場に他校のアイドルが居れば、遠く離れた場所から見ている者も居る
また、璃奈のライブシーンでは観客もライブを一緒に演出していた
異なる立場、異なる場所からの共創がこれでもかと描かれていたね
そんなアイドルライブの中で描かれたのは侑の立ち位置について
大元はユーザーの代替存在、けれど本アニメでは数々の経験や舞台から少しずつ特別な存在、アイドルになっていた
だから最後に侑は歌わないけどステージに上がった。それはもしかしたら『貴方』だった存在が変わった瞬間
その際に侑を含む同好会が語るのは新たな『貴方』への言葉
『好き』を掲げて遣りたい事を遣りきって。そうして彼女らは虹色を放つアイドルになった
ならそれを見せて貰った私達だって、同じように輝ける何かを見つけたいと思ってしまう。その手本、もしくは先達として虹ヶ咲の面々は素晴らしい物語を繰り広げたね
良い作品を見た際には様々な影響や感銘を受けたり、心を揺さぶられたりする
それは本作も変わらないけれど、一方で高咲侑という特異性あるキャラクター、ラブライブシリーズにおいて特別な事をした虹ヶ咲、それらは他のアニメとはまた違ったメッセージをくれたのかもしれない
そう思うと、こうして視聴を通して得たメッセージを大切にしたくなるね
あと、本筋と全然関係ないけど、予想もしていなかったタイミングでちょぼらうにょぽみ先生のイラストが映ったものだから滅茶苦茶ビックリしてしまった……