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とても良い

原作既読

原作よりもひとりのコミュ障描写が徹底している…
それにより、ひとりが陰キャの日々に満足しているわけではないし、抜け出そうと藻掻きギターを抱える流れに感情移入出来るようになっていたね
第一印象としてはかねがね満足できる作りですよ

チヤホヤされたくてギターを始める。ギター弾きの多くに共通しそうな理由、ひとりは極度のコミュ障が災いして輝かしいバンド生活に結びつかなかったタイプか
日の当たる場所で努力しても報われない。なら陰に籠もれば…
でもそれじゃ初期の悩みだった人の輪には入れない

あの瞬間に現れた虹夏の手はまさしく救いそのもの
誘われた場所は地下への階段、魔境じみた陰の世界。あまりポジティブなイメージを抱けないそこは陰キャのひとりにとって別世界であっても慣れた雰囲気の場所となるのは面白い
……が陰キャ故に陽の者と音を合わせられないというのは哀しい(笑)

再び救いとなるのは虹夏の言葉だね
虹夏はギターヒーローに憧れているが、正体がひとりとは気付かない。ギターヒーローとひとりはイコールにならない
でも、ギターヒーローがしてきたであろう苦労を想像できた。それはひとりの苦労そのもの
それはひとりが求めた人の輪への入り口かもしれない

ド下手だし、人生で一番惨めかもしれないけどひとりはバンドマンとしてステージに立った。おまけに「今日だけ」というサポートの話は「次」へと発展した
自分の為にギターを始めた少女が、バンドの為にギターの腕前を発揮したい。ぼっちなロックがぼっちじゃなくなるかもしれない転換点を綺麗に描いた初回だったね



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