閉鎖環境、無限の一時、膨らむ怪物…。それらの恐怖は中に居る者達を馬鹿にしていくね。最終的に姫野ですら選択を誤った点は驚き
なら、最初から馬鹿なデンジとパワーはどうだったのか。そしてデンジを守った早川は果たして馬鹿だったのかという点を緊迫感と共に描いた回だったのかな
脱出不能で救援も望めず。そんな環境ではコベニや荒井のように心が参ってしまうのは当然。堂々と居眠りでき、大事な食料独り占めするデンジやパワーが可怪しいだけ
心が参ると正しい判断が出来なくなり馬鹿になる。けど元から馬鹿なデンジとパワーは心が参らないから更に馬鹿になる事は無いとは珍妙な話
対して早川はもしかしたら銃の悪魔馬鹿だったのかもなぁ。銃の悪魔を殺す為なら何でもする
そんな彼は冷静に見える馬鹿だから、面白い仕返しをする。理不尽な理由で叩かれた姫野は馬鹿になる事で耐えた。これを早川は相手こそガムに気付かぬ馬鹿だと構図を引っくり返した
馬鹿みたいな遣り方だけど、誰かを救える馬鹿
デンジを助けたのはそれと同じだね。
皆が馬鹿になってデンジを殺そうとする中で早川だけは馬鹿真っ直ぐに銃の悪魔だけ考えていた。その馬鹿さは恐怖馬鹿になっていた皆を引っくり返す。また馬鹿なデンジに賢い行動を起こすきっかけとなる
閉鎖環境は引っくり返り時計は壊れた。全てを切り裂くチェンソーは皆の馬鹿さを切り開けるのかな?