作品名がサブタイに来る回は良回。その法則を裏切らない内容でしたよ
駆け出しバンドの初ライブが台風とモロ被り。それは星歌が言うようによくある理不尽。これをどう乗り越えるかにバンドの真価が見えてくる
それを最も発揮したのがひとりである点にカタストロフィが詰まっているね
リョウや虹夏ですらお手上げな災難。明るく居ても空元気だからトークは滑る
ひとりはこの事態に当初は妙なテンション・格好で対応しようとしたが、それは求められていない
ひとりに求められるもの、観客が見たいもの。ギタリストならギターの腕前に他ならない
バンドの雰囲気を変える一閃
ひとりが上手く演れてないメンバーを感じ取り、オーディションでの本領を思い出し。その上で自分の演奏を聴いて楽しんでくれた人達の目を思い出した上で弾き始めるシーンが本当に素晴らしい
ひとりに釣られて皆の調子が上がって、聴く者の為に鳴らすべき音を鳴らす
それこそバンドですよ!
後半部は結束バンドがライブを通して何を手にしたかを間接的に描いていたかな
バンドを続ける未来、次のライブ。諦めていたら手に入らなかったそれら
また、喜多の意外な名前が明かされたり、廣井から助言を授けられたり
そしてライブを乗り切れたから、虹夏の本当の夢も明かされる
そう易易とは言えない本当の夢、バンドマンとして託す未来
ひとりもバンドには無謀な夢を懸けているけど、他のメンバーだって同じ。ひとりと虹夏達は同列
それで居ながら彼女らを救う一閃を魅せたひとりは正しくヒーロー
虹夏が見たいひとりのロック、それを視聴者もまだ見たいと願うからラストは最高に決まるわけだ!