スペーシアンとアーシアン、ガンダムとカテドラル協約。それらの分断を乗り越える為に設けた会社が別の分断を呼び覚ますという構図
これまでは所属が異なる事がそのまま分断へ繋がった。けれどこの回で示されたのは思想に拠る分断だったのかな
本作が今後歩む道が見える回だったよ
ミオリネがまず直面した問題、それはガンダムの正体が不明瞭すぎる点だね
プロスペラが言うように正体不明の物は危険視される。そしてガンダムの正体は会社の正体にも繋がる。オジェロ達の躊躇いもガンダムへの恐怖が底に在る
恐怖を解決するには正体を突き止めるしかない。改めて「ガンダムとは何か」を考えるミオリネは主人公然としているね
ただ、ミオリネが探るガンダムの正体は呪われた歴史に手を突っ込む事になりそうな
ミオリネはデリングやナボの演説映像からガンダムとは何かを探った。けどそれはPVのようなもの。それがどれだけ信頼性が無いかはスレッタが作ったものを見れば一目瞭然
それで正体は判らない筈だが…
ミオリネが見出した分断された者達が納得し手を携える道。人を殺す兵器ではなく人を癒やす医療として
……理念そのものは良いのだけど、これはヴァナディース機関が掲げ行き詰まった道の筈。シャディクが奪い取ろうとしている点を含め、ガンダムの呪いを再現する旅路になりそうな予感が……
正体が見えないのはシャディクも同じだけど、ミオリネは正体を知っているつもりだし、スレッタは勘違いして納得するから恐れない
でもシャディクが隠す正体は飄々とした態度の先にこそ有るようで
スレッタが居る時と二人だけの時の誘い方の違い、そして望む未来
彼の正体不明さはその未来にこそ在るように思えるよ