予想していたよりもガッツリと演奏シーンが描かれて大満足な最終回
初ライブでも無いし、何かのコンテストでも無い。それでもこのライブが大きな意味を持つのはひとりと喜多の学校で行われるからなんだよね
普段は目立ててない生徒も目立てる輝きの一瞬、その人物の資質が本当の意味で試される
ギターヒーローだった頃は自分の失敗は自分で取り戻すしか無かった。バンドとして組んでいても演奏中のトラブルはひとりの失態、だからパニクった
でも今はカバーしてくれる仲間がいる。だからひとりも仲間の為に演奏できるし、そうやってバンドの音は高められていく
それはギターヒーローとはまた別の素晴らしさがあるのだろうね
最後は格好付かないけどね(笑)
新たにギターを求めるひとり、それはギターヒーローからギタリスト後藤ひとりになる第一歩かのよう
特に元手がひとりの頑張りにより積み立てられたものであるのは良いね
家族共有アカウントで借り物のギターで輝きを求めていた彼女が初めて自分で自分の為のギターを手にした
それは大きな意味を持つと言えるのだろうね
初めてギターを持った時は感嘆の音は出ても言葉にならなかった。けれど結束バンドを組んで自分のギターを持った彼女は鏡の自分を「格好いい」と評した
まだあの時に思い描いた輝きに届いたかは判らない。けれど文化祭でステージに立って、やらかしても登校は続けて、バイトが有ればそれに向かい…
音を鳴らす輪に入った彼女は間違いなくぼっちから卒業しつつ有ると言えるのだろうね