美馬は自ら菖蒲達を案内したり機関部の汚れも気にせず作業を手伝ったりと将軍の息子という割にフレンドリーな姿が目立ち生駒も共感する部分があったAパート。だがBパートで示される残虐性がその印象を簡単に塗りつぶす構成は面白い。その姿を見たことで生駒は美馬のことを完全に敵として認識したようだし
それにしても狩方衆の練度は高いな。大量のカバネに対して遅れを取らないどころか圧倒している。自害も迷わずしてるからなぁ
裏切っていたとはいえ榎久を斬り殺した美馬の価値観は実に非情。榎久はもともと負傷していたし美馬に見破られたことで戦意を喪失していたのだから、殺さなくても無力化する方法は幾らでもあったのだろうけど、美馬の価値観はどこまでも「弱い奴は死ね」なんだな
他にも母親を無くしたばかりの穂積(無名)に「弱くなければ生き残れた」はあまりに酷い台詞。
甲鉄城の親鍵を取って来いと命令して騙されていたら「まだ信頼されていない」とかもとんでもない論理のすり替えである
カバネのうめき声でフェードアウトしたのが今後の雲行きの怪しさを示しているようでどうにも不安になる…