クリスマスにお正月、大勢の人にとって当たり前に訪れる定例イベント
でもまひろが引き籠もっていた間はそうでは無いかもしれなくて
この回で描かれたイベント中の交流はまひろが女体化してから手にした変化や繋がりの象徴だったのかも
みはりのデートを見張る為にもみじを呼び出すまひろ。それはいつの間にかまひろともみじのデート模様に
更にみはり達も加わってクリスマスを満喫する様子からは特別な日を信頼する友人達と心の底から楽しんでいるのだと伝わってくるね
初詣も似た形
クリスマスの集いに加えて学校の友達も混ざり特別感を味わう中ではよく知る人の知らない姿も見る事に
それは確固たる人間関係を礎にした上での特別な日だから見えてくるものなんだろうな
写真撮影の際にまひろは自分の姿を映す。以前にも鏡を通して自身の変化を見ていたことを思えば、それはまひろにとって一年の節目という特別な機会において、自分が何が終わって何が始まったか再確認する行為だったのかもしれないね
作中何度か言及された「折角だし」という言葉。それは人との縁が存在するから思いつく発想。今のまひろはそんな集まりの中にいる
だとすればまひろが初詣で5円を投じて何をお祈りしたかが見えてくる
この作品は穏やかな情景の中にしっかりした感情表現を籠めてくれるから本当に楽しめる良い作品だよ