みはりによって無理やり男の子をおしまいになったまひろに突き付けられたおしまいを辞めるチャンス
おしまいの後にははじまりがあるのが通例だが、おしまいを辞めたとしてまひろが手にするものは果たして何なのか?という点を考えさせる機会となったのかな?
みはりも驚嘆するほど女の子らしくなったまひろはすっかり女性陣に馴染んでる。入浴の際もすぐには自分という不純物に気付かなかった程
不純なままでも皆からは「恥ずかしがっているだけ」と受け取られる程にまひろは女の子として扱われている
それが本格的に揺らぐとしたら女の子に無い筈のものがある時だけ
それにしても最悪なタイミングで生えてきたなぁ(笑) おまけにそれを触らされたみはりは不運としか(笑)
男に戻ると知った際にまひろが危惧したのは皆にバレる点と旅行を壊す点。女の子を維持できるなら問題は無い筈なのにまひろの手は揺らいでいた
男の子をおしまいになってまひろがはじめられたのは新しい生活。かえでと出会い、もみじ達と仲良く遊ぶ日々
おしまいを辞めれば元に戻るけど、はじめた事はおしまいになる。それはまひろの望むこれからではないのだろうね
薬を飲む祭の何かを諦めたようで居て、気持ちの良い納得をしている表情は感慨深い
そういった意味ではまひろが言うように、まひろは「女の子で居たい」わけじゃなくて、手にした掛け替えの無いものを手放したくないだけ
人生が失墜していたお兄ちゃんを改造されて、失った筈の様々を手にし直したまひろの変化、特に大きく改善されただろうきょうだい愛の描写の数々には称賛の念を送りたくなる素晴らしい作品だったね