ルールというシステムはMS同士の戦いを無害な決闘に抑えていた。だからMSが跋扈しようと学園は平和だった。スレッタも決闘なら人殺しを避けニカを守れると考えていた。なのに…
夢に浸っていた愚か者共の目を覚ますような激烈な回でしたよ……
ニカは結局、僚友に何も語らず…
学園というシステムが平和を意味する以上、平和を甘受する他の生徒とあまりに異なる出自を持つ彼女は己を語る事が許されない
それは壁であり、救援の拒否か…
ニカを取り巻く別のシステムが彼女の秘密を打ち明けさせてくれない
ソフィが考えるのはその逆かな
システムが人や環境を固めてしまうなら、システムを壊せば守られていた秘密が露わになる。
MSが人殺しの道具であると突き付ければ、ミオリネを害せば本物のスレッタに会えると信じた。その為に凶行に奔ったわけだ
だからこそ、システムを破壊する者をも支配したエアリアルの恐ろしさが否が応でも伝わってくる…
プロスペラとデリングが企図したシステムの中枢と言えるエアリアルの中でスレッタにようやく揺らぎが見え始めたけど、果たしてミオリネはスレッタを守ってやれるのだろうか?