事前知識皆無の状態なのでメインとなる三人がどのような活躍をしたか全く知らない為にレース展開には良い意味で驚かされたな
大舞台で好敵手としてぶつかりあった三人のウマ娘。その走りは熱狂を呼び起こすが故に見ているこちらも熱い感情を抱かずにいられない
ナリタトップロードもアドマイヤベガも三冠レースを征する為に多くを掛けている
二人は好敵手のように激しく競い合うから世間も二人を本命と扱うし、当人もそのつもりになる
だからこそ、二人とは別の場所で命を削るように走りを研ぎ澄ましていた勝者の登場に驚かされる
別にトプロもアヤベも手を抜いたわけでも走りが足りなかったわけでもない
それでも違いを生んだ何かの差。それがテイエムオペラオーを勝者の座に就かせるわけだ
その差は明示はされないものの、各々の表情にヒントは有ったかな
というか、舞台役者を思わせる発言を繰り返す彼女にあれだけの熱さが存在した事に驚いてしまう
美しさを意識するなら嫌うだろう泥臭さ。でもオペラオーが最も泥臭いレースをした
それが王者にとって最上に相応しいマントになっているように思えたレースだったよ