親子や家族の繋がり、総裁選…。そういったしがらみが前面に押し出された事で子供の側から見た世界の閉塞性も強調されたような
デリングの罪によりプロスペラは多くを喪い復讐に奔った。けどそうならなければスレッタとミオリネは出会えなかったわけか……
エアリアルの成り立ちやテロ騒動の根幹、ベネリットグループ…。それら全ては過去の何かしらから今に至るもの
しがらみはあまりに雁字搦めになっていて子供の力ではどうにも出来ない。過去から通じて支配者の側に立つ者が有利な構図
その意味では子供が支配者に成れる総裁選は分水嶺となり得るか
しがらみの輪は一方で仲間意識を形作るものでも有るね
サビーナがニカを勧誘したのは同じ曰くを持つから
ラウダやペトラがグエルの帰還に安心したのはジェタークを支える家族だから
チュチュ達がミオリネの周りに集まるのは彼女を仲間と認めているから
スレッタに自分の過ちを謝り、彼女の価値観に向き合おうとしたミオリネに突き付けられたのはどうしようもない隔絶、同じ価値観を有していないとの疎外感
むしろミオリネはプロスペラに通じるしがらみを有しているのかな
二人は支配者の側に立つ人間
プロスペラが過去に囚われているように、ミオリネの出自は過去に関連している
ミオリネがデリングの功罪を否定するなら、今のミオリネを否定する事になる。ミオリネが目指せるのはきっと罪というしがらみの先にある未来
総裁選は物語の焦点となりそうだ