サブタイトルがストレートにEP内容を示しているね……
譲れない大切なものが互いに有る。相手に譲れないなら相手を負かして自分の大切を通す他無い
決闘システムの根幹に回帰するような激烈な対立構造でしたよ……
プロスペラの企みを知り、過去の因縁を知ったミオリネから見ればスレッタは囚われの姫君
騎士として救おうとすれば、その境遇から解き放つのが最適。序盤の関係から見事に逆転しているね
当時のスレッタにはガンダムという剣があった。剣を持たないミオリネが使える武器といえば騙し討ちだけ…
スレッタに囚われの姫君のつもりはない。むしろ騎士として大切なミオリネを守ろうとしている。その時点で二人は衝突している
本来、衝突回避の為には片方が大切さの順序を譲る事が肝要
例えば、グエルの恋心はスレッタに届かなかったが、グエルが他を一番の大切とした事で無用な衝突は回避された
スレッタはミオリネを大切としつつ彼女を一番と出来ていない。母の要求なら無茶でも呑むのに、ミオリネの要求は呑めなかった
だから、ミオリネが大切なスレッタを守る為には彼女の意思を無視してスレッタの心を折り、エアリアルを取り上げるしか無かったわけだ
結果、他を大切と出来たグエルはジェタークの皆の応援でトラウマを乗り越え一刀を振るえた
対して大切の順序を譲れなかったスレッタは、大切なものの為に大切なものを壊す決断をしたミオリネに負けてしまった
ラスト、スレッタにとって本物の試練が始まるのだと感じられる叫びでしたよ……