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良い

バンドをやる事になった仁菜に求められたのはバランスかな
本人は学業との並立を求めている。なのに音楽を求める本能は彼女に音作りばかりさせる
仁菜は丁度良いバランスを探す。けれど存在がロックな彼女には元々バランスを取るなんて無理だったようで

前回から苦手意識が抜けないすばるに対して仁菜は引き気味。彼女としてはあの距離感で交友を保とうとする訳だけど、そんなのすばるにすれば拒否以外の何者でもない
だからすばるが仁菜に見せるバランスはバンド脱退を選択肢に挙げさせる
ここで仁菜がバランスの擦れ違いを理解してちゃんと話し合いへ持ち込んだのは良かったな

自身に落ち度があると感じる仁菜にとってすばるは問題ない上位の存在だと思う
けど、すばるとて鬱屈を抱えており、今の在り方はバランスが取れているようでいて崩壊しているのは驚き。彼女がバンドに惹かれたのも反抗心を体現しているからだと判る

なら、そもそもロックにバランスを求める方が可怪しいかもしれなくて
失敗しても歌い上げるなら気持ちよくて、変な衣装でもステージに立つならロックに成れて
(仮)が抜けなくてもその身に不満と鬱屈を溜め込むアンバランスな仁菜はロックンロールとして成立したのだと感じられたよ



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