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とても良い (4.6)

エルマがポンコツ可愛い…

些細なことからカンナのお弁当をつくるのはどちらが相応しいかと勝負することに。たしかにこれは意見の衝突により起こったことではあるんだけど、そこまで深刻になっていないのは作中で言及されているように両者の距離が近づいたことで「このくらいまでなら大丈夫」という許容できるラインが判ってきたからだろうね。
カンナたちも何となく両者のそんな雰囲気が判るから弁当試合なんてお遊びの延長になるわけだし。
それはエルマの登場にも言えること。エルマは窓をぶち破って、つまりは小林達が安らかに共存する場所である家を破壊して登場するわけだけど、小林は全く恐れてはいない。これはトールの反応を見てエルマがそこまで危険な存在ではないと悟ったからなんだろうね。
そんな小林が本気で焦ったのはトールがエルマを砲撃した際。お互いに相手を判ってきたとしても小林が求められることに慣れていないと言う様にトールも求めることに慣れていない。だから小林はエルマの登場にトールがどれ程恐れるかが判らないしトールも小林が自身よりエルマを優先することなんてないってことに確信を持てない。小林がこれ以上は判りやすくできない、察して察してと言ったのは二人の不器用さを表しながらも、一歩一歩進んでいく意思を感じさせた
改めて原作を読み直してみたらこの辺りの描写、かなりアレンジされてるな~



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