老人ホームの面々はあの劇をどうやって楽しんだんだろうか…。もしかして若者が一生懸命劇をしているというだけでも微笑ましくなるものだったりするんだろうか?
考えてみれば小林って今回の話にあんまり関わってない。前回カンナの保護者として運動会を見に行ったけど、今回も劇の準備段階にはほぼ関わらずに完成した劇を見に行ったくらい。となるとラストのクリスマスプレゼントもカンナへの贈り物という以外にも、がんばったで賞みたいな意味合いがあったりするんだろうか?いよいよカンナの保護者としての立ち位置がはっきりしてきた印象。ならトールに対してはどうなっていくんだろうか?
そして肝心の劇についてはどう考えてもカオス過ぎやしませんか?オーソドックスなマッチ売りの少女をベースにしているはずなのに、魔女っ娘になるどころか傘地蔵や赤穂浪士が絡んできた果ては吉良と魔法勝負をしたりとフリーダム過ぎない?ただ、当の本人達にふざけている感は皆無なのが何とも…
思い返せばトールって最初は商店街の人たちの気持ちとか理解してない風だったのが、店主に依頼されて老人ホームで一生懸命劇をする程変化するとは思わなんだ。他の面々だってオーディションを通して誰が役に合うかを選んだり、公園に舞台を作って練習するほど本気になっている。
言葉では人間の事を下等生物と言っているが、もう彼らにとって人間とドラゴンは共生する間柄になっているのかな
その証が互いに贈りあうプレゼントであると考えるならあの雪景色のシーンはとても心が温かくなるかも