Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
とても良い

閉鎖的な山暮らしというからユルに対人戦の経験は無いかと思いきや、まさかの殺し殺されを経験した方でしたか…
また時と場所を別に、アサも殺し殺されを経験していたようで。彼女は無垢なアサはもう居ないと自称していたけど、それはユルも同様。むしろ双子の片割れに逢う為に地獄へと進む覚悟をしたアサ、デラからは命を捨てる危険性を懸念されていたユルを比較した場合、未だユルの方が無垢さを残しているなんて捉え方も出来るのかもしれないね

殺されそうになった経験、生きる為に殺さなければならなかった経験はユルにそれこそ生きる為の教訓を授けるものとなったようで
生き続ける事と殺気を向けられる事、ユルにとってそれは繋がっている。父の教えは特別な双子であるユルが生きる上で必要な指針。他方で全てを教えている訳でもないと察せられるのは、それもまた教えであると言えるのかな
あの時点のユルには襲われた事を皆に言わない本当の理由は判らない。けど、村の特殊性やそもそも自分が狙われる事情を知らなかった事で村において仮初めでも平穏な日々を生きられたと言えそうだ

死んだ時点で既に何度も狙われるような生活をしていたアサはもしかしたらユル以上に生と死が近しい生き方をしていたのかもしれない
そんな彼女が直面したのはただ死ぬか、地獄を生きるかという究極の二択。でも彼女の迷いは少なかったね。自分が生きているから両親に危害が及んだ。それを知りながら、兄が生きているだろうから死ぬ訳にはいかない。彼女は死ぬような生を受け容れ、代わりに双子を狙う者が生きる事を赦さなかった
それこそがアサの覚悟であり生き方となったわけだ

自身の経験、知らなかった諸々の情報、そしてアサの生き方…。それらを知りつつあるユルとて自身の生き方を定める事が求められる
ここで厄介、というか難しい点は、デラや左右様は善意によってユルの生き方の選択に干渉している点だね。それはユルが貴重な経験を父の教えから学んだように、生き方は自分の判断だけで選べないと示唆しているかのよう
ただ、生き方を選べなくても生きる事は出来る。まずは腹ごしらえ。そうして既に生き方を選んでいるアサがユルとの朝食を呑気に喜ぶ姿に癒されてしまったのでした



Loading...