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とても良い

セイランは死んでしまった。なのに死体は残らない。続く今回は消えてしまったセイランの痕跡を探しつつ、そこから彼女の愛やアリの悲しみを探る話なったような
セイランが死んでしまったとしても世界は変わらず続いていく。私物整理なんてセイランを過去に置き去りする行為。拒むようにアリが始めるのはセイランとの回想か…
喪われたのに今も此処に居ると思わせる回想は微笑ましさと哀しさが同時に襲い来るもの。けど、現実にはセイランは既に逝ってしまったわけで。思い出の暗闇に座り込むアリの姿は胸に来る…

アリは誰よりもセイランの近くに居た。彼女が戦場へ行った理由なんて誰より知っている。だから「どうして」なんてアリは言わない
シーナはアリを尊重するから何も聞かない。代わりに聞くのは普通とは異なる意味で死に不慣れなミミか。物事を複雑に受け取らない彼女は見た儘を疑問に思う。そして喪失の痛みを知るシーナはアリが言う「大丈夫」が「大丈夫」ではないと察せられる。でも二人ともそれ以上は何も言えない
結局、アリが泣かないのはセイランから受け取っていた覚悟があるからで。もうセイランは居ないからその覚悟を打ち消してくれないからで

だからミミが戦場から帰りたいのに帰れなかったセイランの約束の品をアリの下へと帰してやれたのは本当に良かったと言える事なのだろうね
ミミは見た儘を思うから、セイランにとってそれがとても大事な品だった事も、受け取ったアリがちゃんと悲しんでいる事も、二人の仲の良さも判ったのかな…
セイランは帰れなかった。それでも帰って来た想いに涙するアリにこちらまで涙腺が……
と、死をどうにか受け止められた後で口にされるは…。蘇生なんて死の冒涜だけれど、ミミはそれによって生かされている。アリの答え方によっては、そしてセイランの死はミミを大きく揺らがせる事になりそうだ



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