千束とたきなのイチャコラは眼福でしたが、一番気になったのは終盤で出た松下の「それではアラン機関は君を、その命を・・・」というセリフです。
素直にセリフを考えると、千束が才能を生かさないのであればアラン機関は命を狙いに来る(人工心臓を停止させるとか?)と言いかけたように思えてきます。「命を」に続く言葉としては、そういった意味合いしか思い浮かばないですしね。4話のミカとシンジのシーンで千束の才能を「必ず世界に届けねばならん」と言っていたのは、千束の命がかかっているのも理由の一つだったかもしれません。
ミカに矛盾していると指摘された通り、シンジはアラン機関の方針に反して客として千束に会いに来ています。娘を亡くしている趣旨の発言があったので、もしかすると娘と千束を重ね合わせていて、特に気にかけているのだとしたら、いろいろと辻褄が合ってくるようにも思います。
推測でしか無いですが、今後は「千束の命を大事に考えるシンジと自分の信条を大事にする千束」という構図で話が進んでいくような気もしてきます。
また、誰が自分に殺しをさせようとしたのかと千束が戸惑うシーンで、ミカは何かに気づいたような仕草を見せます。恐らくシンジに思い至ったのだと思いますが、ミカとシンジの関係性や、ミカが守っている約束についても気になります。
サブタイトル「So far, so good」は「今のところは順調」という意味だそうです。裏を返すと「これからの事はわからない」という意味にも取れます。
千束視点で言えば「これまでは命を奪わなくても大丈夫だったけど、これからどうかは分からない」と受け取れなくもないと思います。
シンジは「あの男」を使うようですが、真島のことでしょうか?これまでは明るく振る舞う姿が印象的な千束ですが、なんだか重い展開になっていきそうで、千束が沈んだ表情を浮かべるところを想像すると、見たいような見たくないような複雑な気分にもなってきます。
まぁそんな展開になったら、今度はたきなが千束を励ましてくれると思いますが。