砂漠に堕ちた男には、記憶がない。
男は兜甲児に拾われ、大介と名付けられた。
夢のクリーンエネルギー光子力により成した財で、大富豪と正義の味方、2 つの顔を持つ甲児は、
どこか陰があるも非凡な才能を持つ大介に信頼を寄せて行く。
穏やかな日々が続くと思われていた中、未確認空中現象が世界中の大都市上空に出現する。
それは地球から遠く離れた星系より襲来したベガ星連合軍だった。
地球の兵器を遥かに凌駕するベガの前に蹂躙される人類。
プールの水を割って屹立する鉄の城マジンガーZ、
地球最後の希望も異形の兵器円盤獣を前に苦戦を強いられる。
絶体絶命の中、砂塵を舞い上げ現れたのは、異星の魔神グレンダイザー。
乗っていたのは大介、彼は故郷フリード星を追われた王子デューク・フリードだったのだ──
原作(グレンタイザー無印)を短縮したのか、全体的に雑なように思える。
リメイクするならするで、もっと原作愛やリスペクトを感じられる作り方にして欲しいと思う。
(おそらく原作愛自体はあるのだろうけど、視聴者が感じられないと意味が無い)
概ね「今風にしました」「ありがちな感動展開にしました」という内容が多く、どうしても雑さが目立つ。
もし原作の時代に放送or長期放送でもっと丁寧に描いたなら違ったかもしれないけど、今の時代だと難しい。
完全に結果論だけど、せっかくの原作は高評価な作品なので、部分的なリメイクか、原作の続きにして完全に別物にするなどにして、もっと濃い作品にした方が良かった気がする。
まぁ昔っぽい感じだったな。
80点
「UFOロボ グレンダイザー (1975)」のリブート作品、テレ東最速放送 (7/7現在)
放送ほかBSテレ東、AT-X[字幕放送]、アニマックス
配信最速はアマプラ (テレ東放送後に解禁)