昼も夜もなく、一日中夕暮れに染まっている黄昏ホテル。
そこは、あの世に行くか現世に戻るか、行き先を決めかねている魂たちが
羽を休めるために存在する生と死の狭間のホテル。
主人公塚原音子は、自分が何者なのかどうしてここにいるのか、
記憶を想い出せないまま「黄昏ホテル」に彷徨いつく。
従業員の先導で、宿泊部屋に案内されることに。
本当のあなたは誰ですか?
部屋にはお客様の記憶にまつわる品があるはずです。
それを手がかりにお客様の記憶を取り戻すことができるかもしれません。
現世に帰るために探索し自分を想いだしていく中、とある事件に直面する───。