あまりにも面白すぎる傑作だった。15年ぶりに見たので全然覚えてなかったというか、当時の解像度でどこまでこの話を理解できていたんだろうと思うので、結果的に見直してよかった。
イサコの髪がほどけること、兄からの脱却、大人への成長、代わりに歩む可能性の未来、何もかもを詰め込んだ現実へ走るイサコの演出も素晴らしかった。
視えなくても人が覚えていている限り、形を変えて、場所を変えて、ずっとそばにいるんだよなぁ……というデンスケのカット、本当に素晴らしかった。
本物には色々あるよなぁ……
現実の痛み(イジメ・仲違い・価値観のズレ・死別)をきっちり描いているからこそ、最後の「痛みの方向に進め」が活きているように感じた。
痛みに慣れていく前の思春期の心の機微に触れているような感覚があとに残った。とても曖昧なんだけど、とても柔らかかったなと思う。
3回目くらいの視聴でしたがいつみても最高
綺麗に伏線回収。痛みの方向へ進め!ってなんて強いメッセージなんだろう。そして、最後までデンスケに泣かされたー。もう犬は卑怯だよー。キョウコが最後泣かないで笑ってて成長を感じさせるのとかも、人型がおじじなのもとにかくいろいろ卑怯。涙腺弱まったババアには効果てきめんだー!イリーガルの正体についてズバリこれだ!と言いきらないところや、痛みの感覚は初恋?ポッ♡ってなるところなど、考える余白を残してくれたのもよかった。面白かったー。
痛みのある方向へ!😭
フォエバー・デンスケ
☆☆
放送当時忙しくて見るまで10年かかってしまった。
小学生の学校の怪談と都市伝説の世界のような中で、メガネ型ウェアラブルデバイスやAR、バーチャルペットにドローンの戦争などこの10年で起きたこと予見したかのような未来世界だったと思う。
もはやわしには小学生の心の機微はわからんが、特に市街戦の演出はピカイチな気がする。
最後のほうはちょっと消化不良気味なのでまたゆっくり見たい。
実は3回目
でも、細かい設定が入ってこない悲しさ
最後にデンスケの幻影をヤサコと京子が見たところ。ふたりともメガネをおでこに上げた状態なので、電脳空間的な幻影ではないかと。感情が動かされるのに、実体の有無は関係ない
中学に進級したイサコがツインテールを解いたのは、兄の死を克服した証かな