自分はこういうのでいいんだよ、と思う。
フル3DCGのグラフィックになっている。
だからか登場人物のほとんどはiマシンと呼ばれるロボットの形態になっている。
人間も出ているが、美少女がほぼ出ずっぱり。
そのおかげか、あまりアニメーションの不自然さを感じさせない作りに仕上がっていた。良いと思う。
宇宙で事件事故に対処する。おきまりのBGM。オペレーターが実況する。基本無音の宇宙空間。完全に無音ではない、と挿入されるSE。
自分が欲しかったものを補充できた。
エヴァンゲリオン以降、例えば地球外少年少女でも得られていたが、本作品はそこにフォーカスしてると言ってもいいだろう。
独自の用語が多いですが難解ではない。
1クールだからだろうか。人間ドラマやキャラの掘り下げはあっさり気味だ。
個人的にはこのくらいがちょうどいいと思う。粘っこいやりとりとか陰湿な足の引っ張り合いを求めているわけではないからね。
ちゃんと谷口悟朗のアニメでちゃんと面白かった。本当に良かった。
このテンポたるや。
1-3話畳み掛けるテンポで掴まれ、4-9話で一旦落ち着き、10-12話もまた勢いで押し切られた。
とても巧くSFしてた、情報の出し方も、各話の引きも見事。
画も、音も、デザインも、芝居も、よくバランスされていた。
キャストやスタッフがしっかり連携していたのだろうと思わせる出来。
田中一成さんの遺作は、今作になるのだろうか。
☆☆☆☆
思ってたより面白かった
1クールの割に最低限キャラに愛着もわいたし多少勢い任せな展開も笑えて良かった