自分はこういうのでいいんだよ、と思う。
フル3DCGのグラフィックになっている。
だからか登場人物のほとんどはiマシンと呼ばれるロボットの形態になっている。
人間も出ているが、美少女がほぼ出ずっぱり。
そのおかげか、あまりアニメーションの不自然さを感じさせない作りに仕上がっていた。良いと思う。
宇宙で事件事故に対処する。おきまりのBGM。オペレーターが実況する。基本無音の宇宙空間。完全に無音ではない、と挿入されるSE。
自分が欲しかったものを補充できた。
エヴァンゲリオン以降、例えば地球外少年少女でも得られていたが、本作品はそこにフォーカスしてると言ってもいいだろう。
独自の用語が多いですが難解ではない。
1クールだからだろうか。人間ドラマやキャラの掘り下げはあっさり気味だ。
個人的にはこのくらいがちょうどいいと思う。粘っこいやりとりとか陰湿な足の引っ張り合いを求めているわけではないからね。
タイムマシンがタイムマシンたる条件はなんだろうか。
それは、藤子不二雄成分である。
一畳分の畳、座椅子、数字を操作できる卓。
あとは背の高い電灯があれば言うことがなかったのだが…それは劇中の取り回しをする上の都合だったのだろう。
とにかく、それを前にすればドラえもんのタイムマシンを想起せずにはいられない。
私(主人公かつナレーション)はそこをピー音などのネタを使わずに表現してのける。
絶妙である。高度なネタとはこうして我々を惹きつけるのだ。
主人公とヒロインのコメディ
ギャグパートが多い
ガンアクション
これはつまり、フルメタル・パニック!ふもっふの現代版であると主張したい。
かのボーイミーツガールは百合カップルにアップデートされたんだ。
使っている銃がデトニクスなどパッと見てすぐわからな買ったのが悔しい。
続編や今後の展開が非常に楽しみだ。
ゲームアニメ化は基本、購買意欲に直結しない。
しかし、本作はそれに反して意欲を掻き立てられる。
見たが最後、あなたはサイバーパンク2077を買ってとある敵を倒しに行きたくなること請け合いだ。事実、アニメ発表後に売り上げが上がり、steamの同時接続数が鰻登りに上昇している。かくいう私も積んでいたゲームをかなり進められている。
有意に購買意欲、そしてゲームプレイにリーチした作品としてここに記録したい。その特筆すべき手法は用語を解説しないことだ。
主人公であるデイビッドはクロームやネットランナーについて何なのか、劇中でメインや他の人物に問い直したりはしなかった。常識だからだ。
世界観を説明することを目的にすると、この世界に初めてきたような記憶喪失が出てきたり、ゲームのチュートリアルのような基本確認をしがちだ。
そのメソッドを使わないように務めたのが功を奏している。何を言っているのかわからないと楽しめない人は切って捨てた形になったけどもね。
内容はとても良い。が、レベッカが尊いとか大人のおもちゃが画面によく出る、といった評はここで取り上げるにとどめる。
とてもよくまとまっており、視聴後の感覚は切ない。
アダム・スマッシャーは絶対に殺すんだ。いいね?