神回。AパートとBパートの対比の構成により、ラストシーンの悲壮感がより効果的に演出されていて思わず拍手した。色んな意味でドキドキが止まらん。
これだけ沢山のキャラクターを登場させているのにも関わらず、それぞれのキャラクターの言動に説得力を持たせていて、これによりどんどん物語の厚みが増している。こういった作品のアニメはシリーズ構成がとても難しいと思うのだが、本当に凄い。
前半と後半の対比が美しいという点にも増して、後半の例の件や瘴気を使った戦法をここまで描き切るがすごい。勝利のためならどんな手段でも使うという覇道の思想がより鮮明に現れてきているように思う。
序盤のダイジェストっぽい展開が嘘のように重厚な物語になってきたので頑張ってここまで追ってきてよかった。
グランクレスト戦記 7、8、9話。感想、まとめ。
テオとシルーカ、アレクシスとマリーネ。どちらも理想を夢見てそれに寄り添った男女のカップル。未だ夢みる白い公子アレクシス。
ヴィダールもまた"正しさ"を盾に汚れようとせず潔白なままでいようとする。
それに対して苛烈な決意で力を以て平定を目指すマリーネ。アウベストも堅固な意志で付き従う。
瘴気を発生させたとき流した涙と血はそのままマリーネの流した涙と破瓜の血と対なのではないのか。
しかし、強い力を受け入れた、と受け止めるのか、黒い物に汚された、と感じてしまうのか。彼女がこれから揺れてしまう場面もありそうで残酷だと感じた。
更に、"漆黒の公女"タイトルバックは彼女がアレクシスと初めて出会った橋の石。アレクシスが美しいと見とれていた物だ。なんて残酷。
みんなアレクシスが悪い…。多分。
領地散歩。珍しく恋愛に積極的な作品だな。悪道は国を滅ぼしそう。瘴気猛毒すぎる。ミルザー節操がない。戦記物ならではの展開だ
テオとシルーカがくっついて、マリーネは後戻りできない覇道に踏み出した。マリーネがそこまで決意を固める理由がしっくりこないけど、賽は投げられたという雰囲気が十分に出ていた。
ヴィラールはアレクシスに殉じるつもりかな。テオはアルトゥークの防衛を背負ってヴァルドリンドと戦うにしても分が悪い。けど、終盤の展開に山を作る過程としてこの大筋の組み立ては良いと思う。
今回のシルーカ可愛すぎないか?話もいつもと比べて面白かった。
最後にぶっこんできたな。BGM壮大真顔おせっせは笑った
AパートとBパートでの対比に胸が苦しい。。
半分は幸せな話なのに、
半分は悲しい話。
この対比はなんなんだろう。
公女様統一のためとはいえ、自棄になりすぎでは。もっと自分を大切にしてと思ってしまった。覚悟なのだろうが。
なんだろう、すごく尊いものを見た気がする。一週間もののアニメの中では頑張った方じゃないですか?グランクレストの魅力のひとつに根底に流れるガチな部分みたいなのを感じてて今週はそれがよく出てた気がする。綺麗ごとだけじゃないみたいな?やっとOP回収したけど続きが気になる。
領地を巡るテオとシルーカ、両思いに。
瘴気を使い砦を攻め落とし、マリーネはクーチェスと会い協力関係に。
愛する者ではない男に身を委ねてまで、掴み取ろうとするものとは、一体何なのか。