「弦音」=ツルネ
矢を放ったときに鳴る弦の音。
射手にとって美しい弦音を響かせることは喜びであり、その美しい音は人の心をとらえて離さない。
同一人物が、同じ道具を使ったとしても同じ弦音を発することはできず、まさに一期一会。
一射一射が、一生に一度の<出会い>と<別れ>である。
鳴宮 湊にとって、弦音が全ての<出会い>の始まりとなった……。
果てのない弓の道を歩み始めるのは、若葉のように瑞々しい高校1年生の少年たち。
彼らは弓道を通して一生に一度、かけがえのない経験をし、<仲間>を手に入れていく。
木漏れ日のような、きらめく青春“弓道”アニメーション、開幕!
じっくりじっくり5人の弓引きがチームになっていく姿が本当に良かった。
自分も高校時代弓道部だったので試合の時ハチマキつけるのとか、中ったときの「よし!」って掛け声とかも懐かしみながら楽しめた。
最終回は少し駆け足だったけど、それでも最後の湊と愁の一騎打ちは痺れた。
時間はかかるかもしれないが是非続編を作って欲しいと思える作品だった。
特に期待してなかったのですが、いい意味で裏切られました。
キャッチコピーは「もがく、青春!」だそうですが、まさにもがく姿が見所だと思います。
よーーーーーーーーーし
風舞高校、生徒もコーチもカッコつけたセリフが多い。かっちゃんいちいちうるさい。
経験者ゆえの感想かもしれないが、最高だった。
かなりの早気でまともに弓を引けない状態で現役引退して、そこから怖くて今まで引けずにいる身としては1話見てとても泣きそうになった。しかしどうしたって心惹かれるんだ、あの音には。
何が最高だったって、弓道、そして学生弓道の苦悩や楽しさが全部つまっていたところだ。団体戦の描写は非常に良かったし、本当にその通りだと とても懐かしい気持ちになった。
最終話のタイトルが「かけがえのない」だったのもよかった。諸説ある語源のひとつだが、かけは「弽」弓道の道具の中でもとても大切なもので、簡単には替えのきかないもの。最も信用すべきもの、自分の一部であるもの。私にとっての弓道や学生時代の経験は、まさにそういうものだから。